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エンタープライズのモバイルアプリ開発にフルスタックの機能を提供する
「MobileSUITE」と「Monaca」が生むシナジー

スマートデバイスの普及により、エンドユーザーとのタッチポイントにおいてモバイル対応の必要性が高まってきた。この流れは、コンシューマー向けアプリはもちろん、WebブラウザやデスクトップPCでの動作が中心だった企業向け業務アプリにも広がっている。また、ソフトウェア開発に求められるライフサイクルも早くなっている。その状況において「どうすればスピーディーにモバイルアプリを開発できるか」の答えを多くの方が求めている。その最適解となり得るのが、富士通株式会社とアシアル株式会社の協業により実現した「MobileSUITE」と「Monaca」の組み合わせだ。これにより、エンタープライズのモバイルアプリ開発に必要な一通りの機能を提供できるという。両社の手組はなぜ実現し、どのような未来を描こうとしているのか。富士通株式会社の芝崎英行氏と陣内宏文氏、アシアル株式会社の塚田亮一氏に話を聞いた。

エンタープライズアプリ開発のトレンドは、パッケージからカスタマイズへ、PCからモバイルへ

アシアル株式会社 取締役 マーケティング・事業開発担当 塚田亮一 氏 の写真 アシアル株式会社
取締役 マーケティング・事業開発担当 塚田亮一 氏

――まず最近のエンタープライズのモバイルアプリ開発のトレンドについて聞かせてください。アプリをモバイル対応させるニーズも高くなっているそうですが、特にどういった業種で?

アシアル 塚田亮一(以下、塚田) :かつて、エンタープライズアプリはパッケージ化された既成のものが用いられるケースが多かったです。しかし最近では、各社が自社の業務に特化したアプリをカスタマイズで開発するケースが増えてきています。

BtoBのビジネスにおいては、屋外での作業が多い業種で特にニーズが高くなっている印象を受けます。昇降機メーカー様などが良い例です。現場で作業をする社員の場合、オフィスにあまり戻りませんから、屋外で最低限の事務仕事ができるようアプリのモバイル化が進んでいます。

富士通 陣内宏文(以下、陣内) :BtoCのビジネスでは、モバイルアプリを多機能にして利便性を高め利用率を上げたり、キャンペーン情報をプッシュ通知してマーケティング施策を実施したりするケースが増えました。これらの理由から、モバイルアプリ活用のニーズはどんどん高くなってきているのです。

――そうしたニーズが高まる中、最近のモバイルアプリ開発のトレンドはどのようなものでしょうか。

塚田 :巨大なアプリを時間をかけてつくる開発スタイルは少なくなりました。特定の業務、目的に絞ったコンパクトなアプリを、短期間の開発サイクルで改善し続けるスタイルが主流になってきています。

「MobileSUITE」と「Monaca」の組み合わせが、シナジーを生む

富士通株式会社 ミドルウェア事業本部 アプリケーションマネジメント・ミドルウェア事業部 第一開発部 マネージャー 陣内宏文 氏 の写真 富士通株式会社 ミドルウェア事業本部
アプリケーションマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 マネージャー 陣内宏文 氏

――その潮流の中、富士通とアシアルが連携し「MobileSUITE」と「Monaca」をワンストップソリューションとして提供したのはどのような理由からですか?

陣内 :富士通が提供する「MobileSUITE 」は、エンタープライズ向けのモバイル活用基盤です。バックエンドの業務システムとの連携に強みを持ち、モバイルアプリの実行や運用などに必要な一通りの機能をそろえていました。しかし、「アプリの開発環境」を提供しきれていなかったのです。

これまでは利用者に「好きな開発環境を使ってください」とお伝えしていました。ですがモバイルアプリ開発に慣れていないエンジニアの場合、そもそもどんな開発環境を選ぶべきか困ってしまうケースも多いです。

なんとかしてその環境を提供できないか思案していたところ、アシアル様の提供されているクラウドベースのモバイルアプリ開発プラットフォーム「Monaca 」に出会いました。これを用いることで、お互いの強みを生かしてより統合的な機能を提供できるのではないかと考えたのです。

富士通 芝崎英行(以下、芝崎) :アシアル様との協業は、弊社が主催するコミュニティ活動「K5 Tech Talk」がきっかけでした。これは、クラウド、AI、モバイルなどのデジタルビジネスを積極的に展開する企業様との連携を深め、ともにビジネスを創造していくことを目的に開催しているものです。そこで塚田さんとお会いしたことが出発点となりました。

モバイルアプリ開発を容易にするプラットフォーム「Monaca」

クラウドベースのスマホアプリ開発プラットフォーム Monaca クラウドベースのスマホアプリ開発プラットフォーム Monaca(https://ja.monaca.io/)
 

――Monacaの強みはどういった部分にありますか?

塚田 :Monacaは、HTML5ハイブリッドアプリの開発に必要となるツール一式をワンパッケージにして、クラウドサービスとして提供しています。

通常、モバイルアプリを開発する際にはObjective-CやSwift、Java、KotlinといったiOSやAndroidなどのOSに特化したプログラミング言語を習得する必要があります。

しかしMonacaではHTMLやJavaScript、CSSなどのWeb標準言語を用いて開発できるため、学習コストが低いです。Web系のシステム開発に携わったことがある方ならば、すぐにモバイルアプリ開発に着手できるのが大きなメリットです。

また、HTMLでアプリのUIを構築するためのコンポーネント群も提供しています。これは各OS独自のUI表現をHTML5で再現したものです。これを利用することで開発者はiOSやAndroidのUIガイドラインに沿ったモバイルアプリが簡単に作れるようになります。

――クラウドベースの開発プラットフォームとのことですが、開発環境へはどのような手段でアクセスできますか?

塚田 :いくつかの方法がありますが、一番手軽なのはWebブラウザを通じて全てのサービスを利用することです。

Monacaのサイト にアクセスしてサインアップすると、Webブラウザ上にコードエディタが立ち上がり、アプリのビルドからAppleストアへのアプリ公開までワンストップで完結できます。

それ以外にも、「Monaca Localkit 」というローカル開発支援ツールも提供しています。これは、開発者が使用されているコードエディタやバージョン管理システムなど既存のツールとMonacaが提供する開発支援機能を組み合わせることができるものです。

――ビルドの仕組みもサポートしているそうですね。

塚田 :Monacaは、クラウド上でアプリのビルドができるビルドサーバーを提供しています。通常アプリ開発では、ローカルPC上にOSごとの開発環境を構築しアプリのビルドを実施します。例えばiOSの場合、Mac上にXcodeという開発環境を構築する必要があります。一方でMonacaを使った場合はビルドをクラウド上で行うことができるため、開発用PCのOSはWindowsでもLinuxでも、なんでも構いません。

つまり、クラウド上でアプリを開発、デバッグしビルドしてリリースするまで完結できます。モバイルアプリの開発に必要となる一連の機能をすべてクラウドで提供しているのがMonacaの大きな特徴なのです。

より多く企業とのコラボレーションが生まれることを、期待している

富士通株式会社 マーケティング戦略本部 MetaArc戦略統括部 コラボレーション推進部 部長 芝崎英行氏 の写真 富士通株式会社 マーケティング戦略本部
MetaArc戦略統括部 コラボレーション推進部
部長 芝崎英行 氏

――MobileSUITEとMonacaをワンストップソリューションとして提供することで、今後はどのようなことを実現したいですか?

陣内 :これまで富士通がビジネスパートナーとしてお手伝いさせていただいた以外の企業様にもMobileSUITEを利用していただけることを期待しています。さらに言えば、その企業様が利便性の高いツールをお持ちで、システム連携できるようであれば、協力し合ってより汎用性の高いプラットフォームを構築できればと考えています。

――協業をすると、パートナー企業にもメリットがありますか?

芝崎 :富士通ではお客様やパートナー企業様のデジタルビジネスを加速する各種サービスを、コンセプトブランド「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(以下、MetaArc) 」として展開しています。

具体的には、今回お話した「MobileSUITE」や、クラウドサービス「K5」、AIサービス「Zinrai」などを、MetaArcの主要サービスとして提供しています。また、これらサービスと連携したパートナー企業様のサービスをご紹介・販売する場として「MetaArc Marketplace」も提供しており、ビジネス創造に向けたデジタルプロモーションなどの各種支援を行っています。

――販売のバックアップをしてくれるというのは、パートナー企業にとってはありがたいですね。

芝崎 :今回お話ししたサービスやツールを使ってモバイルアプリを開発してくれる方々が、今後より増えてくれるとうれしいです。多くの企業様と連携していくことで、たくさんのシナジーを生み出し、ともに市場を創造していきたいと考えています。

(注)本内容は、2018年4月26日から翔泳社の「CodeZine」に掲載されたものです。
(注)掲載の内容は、取材時の情報です。

公開日:2018年5月28日

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