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迅速なWebアプリケーション開発を支援し、
DevOpsを実現する「Mobingi ALM」

~Dockerを使ったアプリケーション・ライフサイクル・
マネジメントツールのメリットとは?~

急激なビジネス環境の変化に対応するため、いまやWebアプリケーション開発の迅速化は、アプリケーションを利用するユーザー企業にとっても、開発する企業にとっても喫緊の課題となっている。そうした中、注目の技術 Dockerに対応し、Webアプリケーション開発を圧倒的に効率化できるツール「Mobingi ALM」がFUJITSU Cloud Service K5で利用可能になり、FUJITSU MetaArc Marketplaceで購入可能となった。本特集では、「Mobingi ALM」の技術的な詳細とそのメリットを整理した。

成功するWebアプリケーションの開発・運用に欠かせないライフサイクルの迅速化

現在のWebアプリケーション開発では、クラウドの活用が当たり前になっている。クラウドで仮想サーバやストレージ、ネットワークなどのリソースを準備し(プロビジョニング)、OSやデータベースなどのミドルウェア、開発環境などをインストール/設定する(ビルド/コンフィグ)。そして、開発者はプログラムを書いてサーバに展開し(実行/デプロイ)、アプリケーションの動作を監視する(モニタリング)。
もちろん、アプリケーション開発はこれで終わりではない。アプリケーションに不具合が見つかれば修正が必要になるし、顧客の要望に応じて機能の追加・変更にも対応しなければならない。場合によっては、キャンペーン等による急激なトラフィック増に備え、サーバやネットワークの増設を求められることもあるだろう。
つまり、Webアプリケーションを開発し、スムーズに運用するためには、「プロビジョニング」→「ビルド/コンフィグ」→「実行/デプロイ」→「モニタリング」という、アプリケーションのライフサイクルをいかに迅速に回せるかがカギを握っているのである。開発と運用を連携・一体化し、アプリケーション開発のスピードや効率の向上を図る開発手法である「DevOps」が注目されているのも、まったく同じ理由といえるだろう。

Webアプリケーションの開発・運用のライフサイクル

WebアプリケーションのDevOpsを阻み、開発ライフサイクルを停滞させるボトルネックはどこだ?

ところが、多くの開発会社において、サーバやストレージを準備する「プロビジョニング」、OSやミドルウェアをインストール/設定する「ビルド/コンフィグ」がボトルネックになっているケースが多い。
これらは、クラウド以前はインフラエンジニアが担当する領域だった。サーバやストレージなどのモノを調達し、必要なソフトウェアをインストール/設定する。いわば、アプリケーション開発・運用のための下準備、環境作りだ。
しかし、クラウドの普及により、サーバなどのインフラの調達は圧倒的に簡単になった。一方、OSやミドルウェアのインストール/設定については、それなりの工数を要する。クラウド上の仮想サーバに必要なソフトウェアを導入し、設定する必要があるからだ。
ただし、この領域でも、最近はさまざまな新しい技術が登場している。その代表がDocker(ドッカー)だ。Dockerは、仮想サーバのようにマシン全体を仮想化するのではなく、アプリケーションの実行環境だけを独立した「コンテナ」として仮想化する技術だ。開発に必要な環境だけを仮想化できて、コンテナを異なる環境間で移行することも簡単なので、ソフトウェアの高速な配布・実行や容易なイメージのカスタマイズ、導入運用の効率化を実現する技術として急速に広がりつつある。
こうした背景から、多くの開発会社では、アプリケーション開発者自身が、プロビジョニングとビルド/コンフィグを担うケースが増えている。しかし、もともとここは、アプリケーション開発者の専門分野ではない。また、Dockerなどの最新技術に精通した開発者は、まだ少ないのも現実だ。
このため、人材も資金もけっして潤沢とはいえない多くの開発会社にとっては、「プロビジョニング」と「ビルド/コンフィグ」の負荷をいかに低減するかが、喫緊の課題になっているのである。何より、アプリケーション開発者は、サーバやOSなどの設定に煩わされず「開発だけに専念したい」というのが本音ではないだろうか。

プロビジョニングとビルド/コンフィグを自動化し、アプリケーション開発のライフサイクル全体を迅速化する「Mobingi ALM」

こうした課題に着目したのがモビンギだ。モビンギは、富士通が新しい事業創成を目指して募集している「富士通アクセラレータプログラム」の第3期に参加したベンチャー企業である。
そのモビンギが提供する「Mobingi ALM」は、前述のクラウドでのプロビジョニングとビルド/コンフィグの作業を自動化し、Webアプリケーション開発のライフサイクル全体を迅速に回すことを目指して開発されたSaaS型のサービスである。
たとえば、「Mobingi ALM」を利用すると、テンプレート化されたWebアプリ開発環境をクラウド上に数クリックで自動的に構築できる。従来であれば、仮想サーバ、仮想ネットワーク、セキュリティの設定が必要となるプロセス全体がテンプレート化・自動化されているので、開発者はこうした細かい設定を気にする必要はなくなる。

「Mobingi ALM」と「K5」の連携。Webアプリケーションの開発に必要な環境をクラウド上に簡単に作成できる。

モビンギを使うと数クリックで構築できるテンプレート化されたWeb開発環境の例

Linux、php、Apache
Linux、php、Nginx
Linux、Ruby、Apache
Linux、Ruby、Nginx
Linux、Python、Apache
Linux、Python、Nginx

また、最小サーバ数や最大サーバ数などを設定しておくだけで必要なリソースが自動的に生成される。たとえば、キャンペーン等による急激なトラフィックの増加があっても、ネットワークやロードバランサー、セキュリティなどのテンプレートが自動的に作成され、最適なパフォーマンスが維持される。このため、開発者は面倒なインフラ管理に振り回されることもなくなる。
Dockerのテクノロジーがビルトインされているのも「Mobingi ALM」の特徴だ。ホストOS上では独自のエージェント(ALM-agent)が動作し、それがDockerコンテナを管理する。この仕組みにより、Dockerイメージから同一環境のWebサーバを構築し、ダウンタイムゼロでサーバを更新するBlue-Green Deploymentを実現できる。
また、「Mobingi ALM」のコンソールでGitHubアカウントを入力すれば、複数のサーバに一括して最新のコードをデプロイすることも可能だ。さらに、アプリケーションのデプロイ後は、その動作状況をリアルタイムで監視するモニタリングまでできる。

Dockerによるコンテナ活用

このように、「プロビジョニング」→「ビルド/コンフィグ」→「実行/デプロイ」→「モニタリング」という、Webアプリケーション開発のライフサイクル全体を一貫してサポートするのが、「Mobingi ALM」だ。なお、ALMとは「Application Lifecycle Management」の略である。

「K5」も含めたマルチクラウド活用の推進にも貢献

「Mobingi ALM」のもう1つの特徴は、富士通のパブリッククラウドサービスである「K5」も含めた、さまざまなクラウドサービスに対応していることだ。もともとはAmazon Web Service(AWS)向けのサービスとしてスタートしたが、現在は、「K5」、OpenStack にも対応している。さらに今後は、SB Cloud、Microsoft Azure、Google Cloud Platformにも対応する予定だ。

「Mobingi ALM」は「K5」を含めた複数のクラウドサービスに対応する。

「Mobingi ALM」でマルチクラウドを利用するメリットの1つは、各クラウドのコンソールからログインしなくても、「Mobingi ALM」のシンプルなインターフェイスから各クラウドを操作・管理できることだ。たとえば、仮想サーバを作るときも、「Mobingi ALM」の管理画面でクラウドサービスを選び、リージョンを指定し、サーバのスペック等を設定するだけでいい。
「Mobingi ALM」を活用したマルチクラウドは、バックアップを含めた事業継続にも貢献する。たとえば、AWS上で構築したWebアプリケーションの実行環境を、そのまま「K5」にバックアップするといったことも簡単に実現できる。
さらに、各クラウドの個性・特徴を活かしたWebアプリケーションの開発も容易になる。たとえば、フロントはAWS、顧客情報や個人情報などの重要なデータを登録・保管するバックエンドのシステムは「K5」上で構築し、連携して動作するハイブリッドなシステムも開発可能だ。
なお「K5」は、OpenStackやCloud Foundryなどのオープン技術と、さまざまなシステムを開発してきた富士通のノウハウ・知見を融合したパブリッククラウドサービスだ。仮想サーバやストレージなどのインフラはもちろん、アプリケーションの開発・実行基盤、ビジネスに不可欠な認証や帳票のサービス、IoTデータ活用の基盤、人工知能などを利用できる。サービスは日本をはじめグローバルに提供され、運用・サポートも富士通が責任を持って行う。その「K5」で「Mobingi ALM」が利用可能になったことは、すでに「K5」を利用している企業にとっては、非常に大きい意味がある。

開発者が開発に専念できる環境を整備して競争力を強化しよう

いまや、多くのユーザー企業がWebアプリケーション開発の迅速化を求めている。できるだけ早期にアプリケーションをリリースし、ユーザーのフィードバックを受けて改良・改善を行い、完成度を高めていく。あるいは、ユーザーの要望やビジネス環境の変化に合わせて機能を変えていく。
こうしたビジネス側のニーズに対応するには、Webアプリケーションの開発ライフサイクルの回転を速めることが不可欠だ。ところが現実には、開発者自身が仮想サーバやネットワークの設定、ソフトウェアのインストール等に携わっているケースは多い。
もちろんそれは、開発会社の本来の姿ではないし、ビジネス面でもマイナスだ。仮に技術レベルが同水準で、アプリケーションの改修に数日で対応できる会社と、数週間かかる会社があったら、どちらが選ばれるかは明白だろう。アプリケーション・ライフサイクル・マネジメントの強化は、開発会社の競争力そのものの強化に直結しているのである。
その意味でも、「K5」で「Mobingi ALM」が利用できる意義は大きい。これによって、「K5」も含めたマルチクラウド環境で、開発者が開発に専念できる環境を実現できる。それは、より品質の高いWebアプリケーションの開発にもつながるはずだ。ぜひ、「Mobingi ALM」を導入し、Webアプリケーション開発環境の整備に役立ててほしい。
また、「Mobingi ALM」の効果を確認するには、まずは無料トライアルの活用をおすすめする。MetaArc Marketplaceから簡単な申し込みで試用できるので、実際の機能や操作性をぜひ確認してほしい。

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