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「OpenStack Days Tokyo 2017」レポート
導入・活用が進むPaaS基盤、
Cloud Foundryの魅力を語る
パネルディスカッション

OpenStack Days Tokyo 2017では、キーノート講演にCloud Foundry Foundationのマーケティング担当のDavin Davis氏が登場するなど、PaaS基盤であるCloud Foundryに関する複数のセッションが開催された。Cloud Foundry Foundationには2,400人以上のコントリビューターがいて、51,000のコミットがあり、メンバー企業65社が参加している。新機能のリリースは2週間に1回で、2017年6月には開発者の認定プログラムを開始している。こうした活発なコミュニティの活動を背景に、企業や団体への導入、活用が進んでいる。本稿ではCloud Foundryの自社活用とサービス提供の立場からのパネルディスカッションの模様を紹介する。

Cloud Foundryの自社活用を進める各社によるパネルディスカッション

[写真]モデレーター:(右端)Cloud Foundryグループ監事/富士通株式会社 高橋直人 / パネリスト:(左から)Yahoo! Japan 窪野安彦氏、株式会社日立ソリューションズ 佐々木伸也氏、NTTレゾナント株式会社 橋本氏智哉氏 モデレーター:(右端)
Cloud Foundryグループ監事/富士通株式会社 高橋直人
パネリスト:(左から)
Yahoo! Japan 窪野安彦氏、株式会社日立ソリューションズ 佐々木伸也氏、NTTレゾナント株式会社 橋本氏智哉氏

Cloud Foundry導入と活用の体験談

パネリストたちは所属企業で主にインフラを担当しており、そうした目線から、それぞれの企業で異なる条件下でのCloud Foundryの導入と活用の体験を語られた。

Cloud Foundryの活用について、OpenStackではなく、Microsoft Azure上で利用している企業もあり、また、OSSではなく商用版のCloud Foundryを利用している企業もあるなど、多彩な利用状況からの意見が飛び交った。

導入目的としては、開発効率の向上や開発フローの変革など、アプリ開発の改善を目指すためという点は各社共通していた。導入の背景として、SoRのウォーターフォール型の開発からSoEのクラウドネイティブ、アジャイル型のスピード感のある開発が求められるようになってきているという理由があった。それぞれ導入時期や活用度は異なり、コミュニティ設立以前の2011年から使っている企業もあれば、来週から実稼働するというケースもあった。

Cloud Foundry導入の苦労は「新しい文化の伝達」

Cloud Foundryの選択理由では、コンテナと比較検討し、コミュニティなどの情報やエコシステムの充実から選択したという声もあった。経営層もおおむね肯定的に導入を支援してくれているという。社内に対してはインフラチームから提供する形だが、試験的に無償の企業や、有償で払い出しているなど、違いが見られた。

パネリストの1社はOSS版を使用する他の2社とは異なり、商用版を導入している。同社ではOpenStackとCloud Foundryの運用チームが別で、OpenStack側で障害が起こると解決に苦労しているという。Cloud Foundryの運用チームもアプリ開発を兼任しているため、運用負荷の軽減を目的に商用版を導入したことを紹介した。OSSでは月1回以上のバージョンアップが発生し、セキュリティ対応などの手間もばかにならないが、商用版ならば環境構築には不自由しない。どういうアプリを乗せようかということに注力できる。運用する側も商用版のバージョンは知っているが、それがOSSのどのバージョンに対応するのかはわからないという話には、他のパネリストも驚きを隠せなかった。商用版導入の社内稟議は、本業のWebサービスでも開発効率が重視されているため、有償サポートの導入が効率化を目指す提案として評価され、スムーズに通ったという。

パネリストたちは基本的にインフラチームで、Cloud Foundryを導入したら、それをアプリ開発チームに利用してもらわなくてはならないが、「新しい文化の伝達には苦労した」という声が複数あがった。社内へのスムーズな導入のため、既存システムのCloud Foundryへの移行は無理強いせず、新規システム開発時などに移行をお願いしているという。また、利用促進のために、初めての利用者にはセミナーやハンズオン、技術協力様々なサポートを行っているという点も各社共通していた。

Cloud Foundryサービス提供各社のパネルディスカッション

また、同日「Cloud Foundryサービス提供各社のパネルディスカッション」も行われた。各社の提供サービスとしてのCloud Foundryの位置づけと、実際にどんなユーザーが利用しているかなど、現時点におけるCloud Foundryの普及の一面が語られた。サービス提供の仕方は、専用のソフトウェアベースで提供するかハードウェアベースで提供するかなど各社異なっていた。クラウド対応にオープン性を持たせるか、互換性をどの程度重視するかなど、ユーザー企業のニーズごとに、その対応の多様性に特徴が見られた。

[写真]モデレーター:(右端)Cloud Foundryグループ運営委員、前会長/NTTアドバンステクノロジ株式会社 中川真一氏 / パネリスト:(左から)富士通株式会社 清 直子、日本IBM株式会社 平山 毅氏、NTTコミュニケーションズ株式会社 山中 重治氏 モデレーター:(右端)
Cloud Foundryグループ運営委員、前会長/NTTアドバンステクノロジ株式会社 中川真一氏
パネリスト:(左から)
富士通株式会社 清 直子、日本IBM株式会社 平山 毅氏、NTTコミュニケーションズ株式会社 山中 重治氏

富士通株式会社の取り組みについてもご紹介しています

富士通株式会社のスポンサーセッション「デジタル革新を支えるIT基盤へのベストプラクティスへの挑戦」~自社で実戦するOpenStackベースでのアジャイル型開発 の講演内容を下記よりご覧いただけます。

掲載日:2017年8月10日

(注)掲載の内容は取材時の情報です。

 

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